2014年5月3日

会津紀行


奇麗なブルーの湖とか池とか好きです。

なので、裏磐梯の五色沼へ行ってみました。

天気が心配だったのだが、現地でギリギリ回復傾向。
雲の切れ目から顔を出す 太陽の光によって、水の色がグッと鮮やかになるのが素晴らしい。

今回は、那須から会津へ 寄り道と沼紀行。
五色沼までは長いぞ。





車で会津へ向かうには 東北道〜磐越道 ルートが一番手っ取り早いが、やっぱり山道を越えながら のんびりと向かいたい。

東北道の那須I.Cからは那須街道を北上する。

那須と言えば、今まで「丸和オートランド那須」へ走りに行くばかりで、観光目的で訪れた覚えが無い。

ここへ来たら、寄ってみたい所がありまして・・


那須温泉の先にある「殺生石」
え〜簡単に言うと、玉藻前/九尾の狐が毒ガス撒き散らして、最後に石になって玉砕した所。
温泉の臭いも、限度を超えると毒ガスなのは間違いない。


先へ進むと、右手に「盲蛇石(めくらへび)」がある。
名前は怖いが由来をみるといいお話。湯の花へ繋がる。




左手には「千体地蔵」
大勢いらっしゃいますなぁ


これだけ大勢いると、前に出たがりの方も・・・

「教伝地獄」と言うそうです。
調べてみると、けっこうな由来があるみたい。

そして、中央の縄が巻いてある石が「殺生石」
この先は毒(硫化水素ガス)が濃くて立ち入り禁止です。


さて、左に隣接する温泉神社へ行ってみましょう。

鳥居を通って先へ進む。


しばらく進んで、後ろを振り返ると・・・・
1mくらいある四つ足のケモノがいる!!!

げ!
さっき熊出没注意って書いてあったよなぁ・・
でも、茶色いし、尻尾長くてフサフサしてるし、おっきい犬だよな?
(間違っても、九尾ではなかったが)

目が合ったし、こっちに来るぞ!

神社に駆け込んで身を潜めているうちに、先へ行ってしまいました。

いや、びっくりした。
思い返しても犬だと思うんだが、あれ野生なのか??

ツキノワグマみたいに黒くはないが、強面のデカい図体で近づいて来ると怖い。
写真撮る余裕は無かった・・・

振り返りながら、もと来た道を通って戻る。


さて、県道290号を進んで福島県に入る。

その先、国道289号を左折して、「道の駅しもごう」で休憩。

雨上がってきました。
ここから「大内宿」へ向かいます。


国道121号を会津鉄道沿いに北上。
「わぉ、湯野上温泉駅だ!」
丁度桜が満開で、景観の素晴しい有名な駅。
(おぉ、スゲぇ とか思いながら、写真撮らずに通過してしまった・・・)

「大内宿」へ登る県道329号添いは、いい渓流ですよ。


旧宿場の「大内宿」へ到着。
茅葺き屋根の家並みが並ぶ。

三澤屋で高遠そば(ねぎそば)を食べようとしたが、待ち人多数。
並んで待つのは苦手なので、先へ進む。

白黒写真で数枚





ちょっと高い所から、街の俯瞰

さて、蕎麦食べよう。
蕎麦のお店は何軒もあるのだが、「大黒屋」さんに入ってみる。

外が見える席に陣取ると
お通しで、わらびのおひたし が出てきた。

御品書きを見ると、「ねぎ一本蕎麦」と「ねぎ蕎麦」がある。
「ねぎ蕎麦」は白髪葱らしいので、ここはやっぱり「ねぎ一本蕎麦」で・・

つゆに浸かった冷たいそばの上に、たっぷりのおろし大根と鰹節&刻み海苔。
そして、ねぎ一本ど〜ん!


箸を使わず、ねぎで食べるワケだ。
勿論ねぎは薬味の一部なので、かじりながら蕎麦をすする。
おろし大根と合わせて、けっこう辛味が効きますなぁ。

蕎麦が少なくなると ねぎでは食べにくくなるので、割り箸にチェンジ。
ねぎは半分くらい食べました。
ご馳走様。


お土産屋さんで、「木刀」と「そば打ち棒」が並んで売ってる。

ここも桜のよい季節。
いい季節に来たと言う事で、「大内宿」を後にする。


今度は「まちの駅 下郷」へ
ますバーガーに興味をそそられるが、もうお腹いっぱい。

地酒「大内の里」と
思わず手に取った熊鈴を購入。(笑える様な、笑えない様な・・)


ところで、
シガーライターから電源取ってた筈の iPhone が、ちっとも充電されない。
なんかデジャヴな・・

ハチロクの時は車側の接触不良だったが、今回は充電器側が壊れた。

しょうがないので、コンビニで充電器を購入。
思えば、さすがコンビニだ。ちゃんと置いてあるもの。



次は、国道289号を北西の南会津方面に向かう。

なんか、トラックに載ってたフォードのトラクターが妙にカッコ良くて。


南会津から国道401号へ入る。
途中の「高清水自然公園」に寄りたかったのだが、この時期はまだ開いて無いらしいので、そのまま峠を登る。

頂上の新鳥居峠。
この道は国道だけど、この先は某ヤビツ峠の奥の方並に道幅狭くて、くねくねだ。

まずは、頂上直後のタイトな連続ヘアピンから・・・


国道400号に入り、只見川方面へ向かう。
昭和村から金山町へ・・のどかだなぁ



国道252号に出て、只見川沿いの早戸付近
とても雄大な感じ。


そして、会津若松へ到着。 宿で一息ついたらメシ!

会津若松と言えば桜肉(馬肉)が有名なのだが、今回はもう一つの名物「ソースカツ丼」で行く。

近所の中華料理「万世楼飯店」に入る。
中華料理店だが、ここもソースカツ丼があるのだ。
いやぁ、とっても大盛り! 
ビンビールを飲みながら、付け合わせの小鉢も含めて意地でも完食。


翌朝
猪苗代湖沿いに走って、裏磐梯へ向かう。
天気は徐々に回復に向かっているが、まだ曇り空。

湖と言えば、定番のコレですよ。
白鳥の遊覧船
待てよ?鶴なのか? 後ろと合わせて、鶴亀とか。
(良く見たら、「はくちょう丸」って書いてあった)


さて、やっと「五色沼」へ到着。
毘沙門沼側にある、裏磐梯ビジターセンター前の駐車場に車を停める。
もっと沼の近くにも車を停めれるけど、観光地色が強くてちょっと趣味が合わないからこちらで。
裏磐梯ビジターセンター
ここから五色沼を廻る。
徒歩で片道3.8kmの道のりになります。

割と平坦だけど、雪解け&雨上がりでぬかるみも多い事だろうし、ここはトレッキングシューズとパンツで進む。

では、深い青緑の毘沙門沼から「五色沼自然探勝路」へ出発!

角度や日の当たり方が変ると・・・
これだけ色味が変化する。


そうそう、熊注意。
一応、昨日買った熊鈴も付けてます。
でも、ここはそれなりに人が通るので、警戒心の強い熊の方も「人間注意」と思ってるんじゃないだろうか?

まだ春浅いせいか、今年の大雪の影響か、たまに倒木が道をまたぐ。


赤沼
黄緑色だけど沼淵は赤い、独特な色味の沼。


みどろ沼
手前は赤沼に似た色だけど、奥は違う色になってる。


景色の良い弁天沼
ここ日が当たってると、もっと奇麗なハズだけどなぁ


おっ、おぉ
お日様が・・


ここも景観の良い、るり沼


青沼  (静馬じゃないぞ)
曇がどいてくれれば、もっと水色になると思う。


最後に、柳沼
色鮮やかな沼から来ると、地味に見えちゃうのが残念。



柳沼横の「裏磐梯物産館」でゴール。

さて、戻りはどうしよう?
バスかタクシーか徒歩の選択。

う〜ん
少しずつ天気が良くなってきたし、もう一度 弁天沼を見たい。
じゃあ、来た道戻るか!

と言う事で、弁天沼アゲイン



おまけ
ちょっと わざとらしい青さだけど、ビビッド設定で1枚


いやぁ、僅かだけど太陽が出て良かった。
なんて思いながら、車に乗り込むと雨・・
すぐ止んだけど。


「道の駅 裏磐梯」へ寄って、昼食タイム。

やっぱり、天ざる蕎麦を食う。
道の駅を侮ってはいけません。手打ちの王道ざるそばである。
海老の天ぷらはシッポまで食べれます。


売店で、日本酒(古酒)「会津時間」と、あの桑島正美さんがGOLD STAR DRIVERS CLUB OF JAPAN (レーサー版 名球会みたいなモン?)に入会した時の記念ワインが置いてあったので購入。


あと会津漆器コーナーで、ぐい呑みを入手。
同じ形でも、木の種類がたくさんあって、風合いや重さが異なる。
楓の木が気に入ったので購入。


ガラスの内側に漆を塗ったグラスとかもありましたよ。



帰路は、磐梯山ゴールドラインへ・・
山の上は、まだ雪多し。


磐梯山 山頂が目の前。

下りで アルツ磐梯スキー場 を過ぎると、猪苗代湖が見えてきた。
だいぶ天気が良くなりましたね。


磐越道の磐梯山SAにて、磐梯山を背に
下道で山越えする元気は無いので、帰りはフル高速道路にしときます。


殆ど高速道路とは言え、家まで5時間くらいかかる。
東北道の那須高原SAで ハンバーグとかソーセージとかチーズとか買って、
寄り道しながら旅の終わりへ・・・

では
(なげぇな、この記事)